こんにちわ
幼稚園、保育園の送り迎えって大変ですよね。
決まった時間に送り、決まった時間に迎えに行く。
そして時間もシビア。早出はおろか、残業も出来ない時間に
送り迎え時間が設定されていますよね。
そんな中、上司から「出張行ってくれ、2泊3日、東京に」と言われて
「はい、出張に行きます」とはなりませんよね。
だから、きっぱり断りました。
いくら仕事でも、子供の送迎の方が優先度は高いですよね、
私の状況は下記となります。
・共働き
・保育園、幼稚園に子供が通っている
・実家から離れているため親の力を借りることが出来ない
・実質誰も送り迎えが出来ない状態
当然ながら、出張が行けるレベルではありません。
こんな状況の私が出張に行けと言われます。
「送り迎えに行く人がいないので行けません、県内であれば、行けますが、県外の出張となると送り迎えする人がいないので出張に行くことは難しいです。」
と
きっぱり出張をお断りしました。
以前にも宿泊を伴う出張は拒否できると言う記事も書きましたが、深夜業をさせてはいけないと法律に記載されていますので拒否することが出来ます。
今回は出張について下記3点をご紹介したいと思います。
・共働きで保育園、幼稚園の送迎、親が遠くに住んでいて手を借りることができない。
・【法律根拠】第九章 事業主が講ずべき措置(育児休業等に関する定めの周知等の措置)育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 第26条について
・【すべき事】幼稚園、保育園の送り迎えがあるのに出張を上司から命令された時
法律を良く読んでみると、また違った命令を断ることが出来る法律文面があったので紹介します。
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共働きで保育園、幼稚園の送迎、親が遠くに住んでいて手を借りることができない。
共働きで2箇所以上の送迎をしてなおかつ、親の力を借りることができない人って結構多いんじゃないかと思います。保育園、幼稚園両方の送迎がある理由として保育園に確実に入ることができない。兄弟一緒に同じ保育園に入れることができないと言う点があります。そしてトドメは親の手を借りることができない。
ぶっちゃけると出張行くから、上司が迎えにいってくれますか?と言いたいですね。ですが、親以外原則引き取る事はできません。理由として連れ去りなどありますので、原則、親しか引き取る事はできません。
原則親が迎えに行かなければならない。
だから出張は断るしかありません。
だからといって、出張を断っと言う理由で評価を下げるという差別的判断もしてはいけません。法律で定めれています。もし、出張を断った理由で評価を下げる理由にしたら訴えた方が良いでしょう。
出張を断れると育児休業・介護法に記載されていますし、むしろ労働者に配慮しなさいと記載されています。
次は子供を養育する労働者を配慮しなさいという。法律について紹介します。
【法律根拠】第九章 事業主が講ずべき措置(育児休業等に関する定めの周知等の措置)育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律 第26条について
まず最初に育児休業・介護法 第26条を見て貰いたい
(労働者の配置に関する配慮)
第二十六条 事業主は、その雇用する労働者の配置の変更で就業の場所の変更を伴うものをしようとする場合において、その就業の場所の変更により就業しつつその子の養育又は家族の介護を行うことが困難となることとなる労働者がいるときは、当該労働者の子の養育又は家族の介護の状況に配慮しなければならない。
上記を要約すると
就業の場所変更で子の養育が困難になる場合、労働者の子の養育に配慮しなければならない。と読むことが出来ます。養育している労働者に気を使いましょうということになります。
養育が困難になる様な状況にならない様に気を使いなさいと言う事になります。
上司が命令すると言うのは法律に触れると言う事になります。
法律を知っていて出張命令しているのか
法律を知らないで出張命令しているのかでだいぶ変わりますが、知らなかったと言う事で済まされません。
平気で命令してくる上司は法律違反をしていますので、最悪、労働基準監督署が入る事態になります。
26条以外にも、養育する労働者のための文言が記載されていますので確認する事をオススメします。
育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律
https://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=403AC0000000076_20190401_430AC0000000071&openerCode=1#132
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【すべき事】幼稚園、保育園の送り迎えがあるのに出張を上司から命令された時
【ステップ1】きっぱり断ることです。
まずは断ることが重要です。
何度も断ることが重要です。
命令者に命令のハードルを上げましょう。
命令のハードルを低くしてしまうと不用意に命令が増えていきますので
断りましょう。
子供の送迎しなければならない親は迎えに行く義務があります。
幼稚園や保育園は預け時間以外は見る義務はありません。
だから、送迎する親は出張をきっぱり断りましょう。
一度YESを言えば取り返しのつかない事になります。
【ステップ2】上司に状況をよく伝えましょう
出張命令をしてくる上司は状況を理解していないか、法律を知らないかのどちらかです。
下記4点を伝えましょう。
・上司に事情を詳細まで伝える事が必要
・送り迎え出来る人がいないと言う事を強く言う
・急な子供の発熱等による予想外の迎えに対応できる人がいない
・法律的にも育児をする者を会社は配慮すると言う前提がある
ここまで、言えば分ってくれる人は大半だと思います。分からい人だったらステップ3に進みましょう。
【ステップ3】頑なに出張を迫ってきたら
頑なに迫ってくる人とは話し合いになりませんので、
各関係者に相談、証拠を取るという行動が必要となっていきます。
人手不足だからと言われても関係ありません。断りましょう。
・(証拠)日付、上司の言動をメモしましょう。法律違反している命令者の言動を蓄積しましょう。いざという時、役に立ちます。
・命令者に法律根拠を述べましょう。法律に基づいて断っていると言いましょう。
・言っても聞かない場合は組合と相談しましょう。組合を味方につけることによって抑止力になります。
・無理矢理出張させる事はパワハラと言いましょう。パワハラと口にされると上司は困ります。しつこい人にはパワハラと言いましょう。
・組合も役に立たなかったら都道府県労働局雇用環境・均等部(室)に相談しましょう。いわゆる労基です。最終手段は労基に相談がオススメです。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/woman/index.html
基本法律では子の養育に配慮しなさいとなっています。
世代による、認識のちがいで出張を迫るのか、人材不足なのか、状況を理解していないのか。
理由は何にしよ、子供の送迎がある、共働き、親が近くに居ない人たちきっぱり断りましょう。仕事はいくらでも変えがききますが、家族の変えはありません。だから家族を大事にしましょう。子供を送迎しなければ行けない立場の人はきっぱり出張を断りましょう。
法律的に養育者は国に守られています。
法を犯してまで出張命令をする上司が居たらそれは労基に通報すべき事象です。
日本は子供の養育している人を守っています。
無法者の上司の命令は聞くに値しません。
出張はきっぱり断りましょう。