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始業前に体操、朝のミーティング、事前準備してませんか?それ残業代出ますよ。
かれこれ会社に入社してから早数十年経過しましたが、朝のミーティング、体操のため
始業10分前にはいつも出社しています。もし、残業代が貰えるとしたら
10年分(240日×10年×10分×●●【あなたの時給】)だとすると
およそ30日分の給料が貰える計算になります。
10年間10分前に体操、朝のミーティング、事前準備をすると
1ヶ月分の給料を失っていると言う事になります。
なぜ私がこの様な話をするかと言うと、
始業前の体操、朝のミーティング、事前準備は任意で行っても残業代が支給されます。
SankeiBizがスズキの未払い賃金について発表した。
内容は、スズキの相良工場で始業前に任意で5分間の体操、始業前も数分間の朝礼を実施していた。
体操が任意だと言う事を一部の部署で伝わっていなかったようです。ただ、朝礼も始業前に行っていた事実
があるようです。労働基準監督署が従業員から始業前の朝礼、体操の未払い賃金について連絡があったという。
そして調査が実施され、スズキに是正勧告し、従業員約500人に2016年6月~2017年2月分の未払い賃金、
合計で約1000万支払ったということだ。
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争点として、任意であるか、不利益を伴うか重要
会社、上司から始業10分前に来るように言われていれば残業請求ができる。
命令だから。
会社、上司から始業10分前に来なくても良いよと言われれば残業請求ができない。
任意と言う事になるから。
会社、上司、同僚が始業10分前に必ず出社していて同じく出社しなければ白い眼で見られたり、
仕事の協力をして貰えない、査定が下がる。圧力が有るそういった不利益となる様で
あれば残業請求ができる
会社、上司、同僚が始業10分前に必ず出社していて。
黙示の命令となるため残業請求ができる
今まで始業前に関する未払いの判例は目立ってありませんでしたが、
スズキの未払いについては衝撃を受けました。
今までそんな判例聞いたことはなく、泣く泣くしょうがなく、
始業前にお金も払われず行かなきゃいけないと思っていました。
ですが、スズキの未払い判例のおかげで今後企業は強制できなくなってくるでしょう。
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労働者であるあなたがすべき行動
労働者であるあなたがすべき行動
①始業前の準備、体操、朝礼は任意か上司に聞こう
②任意でなければ出るのをやめよう
③残業請求の事項は2年までさかのぼれるので、2年分の始業前労働記録を取得しよう
④労働記録を上司にたたきつけよう
⑤反応が悪ければ労働基準監督署に相談しましょう
これらの行動を行えば未払い賃金は戻ってくる可能性が高くなり、
今まで行っていた始業前の準備、朝礼、体操を強制されることはなくなります。
労働時間の適正否把握についてのガイドラインが策定されていますので確認してみましょう。
平成29年1月20日、労働時間の適正な把握のための使用者向けの新たなガイドラインを策定しました。
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11200000-Roudoukijunkyoku/0000152692.pdf
会社法律に則って動かなければブラック企業と認定されます。
会社に理不尽な事を要求されてる方は今すぐに行動に移しましょう。
以上